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 T 私はグリーン星人どすえ!
 
 1. グリーン星って、どこよ? グリーン星人って、何よ?
  お初にお目にかかります。私がグリ〜ン星人です。とは言え、チャネルってるから、みなさんにはそこにいるやつがしゃべっているだけですけど....。アヤシイですか? 実にアヤシイですね。ところで、そこのやつから聞きましたが、地球の人はみんな「理力の暗黒面」に落ちてしまっているそうで、私も一応「ジェダイの騎士」をやらさせてもらっている都合上、放っておくわけにもいかず、それで、とりあえずこんなカタチですが、お話しでもさせてもらおうかと。
 

 「アヤシクね?」「むちゃくちゃアヤシクね?」

 ですから、はっきり言ってアヤシイですって。
 それでは、まず自己紹介から。私の名前はミミ・コステロ。私たちの星グリ〜ン星は、地球からおよそ780光年離れたところにあります。私たちの星までの行き方は、オリオン座のベテルギウス目指して、ビョーンと行って、ベテルギウスの手前を左にスコーンと曲がって、そこからまたドピューンと行ったところにあります。だいたいですが、私たちの最新宇宙船「アルカディア号」では、みなさんの星までおよそ5000年ぐらいかかります。
 私たちの星の名前をグリーン星と言います。ですから私はグリーン星人です。誰が何と言ってもグリーン星人です。そこんとこヨロシク。グリーン星は、緑溢れる星です。私たちの星をモデルにした映画がみなさんの星でも大ヒットしました。「アバター」です。でも、私はあの映画の主人公のような姿ではありません。私の体の大きさは身長が87センチ体重が31キロで、粘菌みたいな細胞約20兆個の集合体です。私たちは、葉緑体を持っており光合成によって生きています。私たちの星は二酸化炭素も地球の1.5倍と豊富にあって、おまけに二つの太陽が交互に登ってきますので、一日中昼みたいなものですし、一年中温暖です。ですから、私たちのような植物タイプの知性を持った生き物が生まれました。私たちの他には、昆虫タイプの生き物と軟体生物がたくさんいます。でも彼らは知性を持っていないので、時折私たちの仲間が不意を襲われて負傷したり食べられたりしますが、今はもう驚異というほどではありません。ところで、私の体は粘菌みたいなもので出来ていると言いましたが、形はありません。それでは物を作ったりという知的な活動ができないので、今からおよそ5万年ほど前に画期的な発明がなされました。ハリケンポリマースーツです。私たちはこのハリケンポリマースーツの中にびっしりと詰まって生きています。ちょうどソフビ人形の中にスライムを詰めたような感じです。ハリケンポリマースーツは、好みに応じていろんなタイプのものが売られています。私のスーツは、今はやりのAKB型で、あっちゃんタイプと呼ばれているものです。ですから、今の私は女性です。私の友人は先日KARA型スンヨンモデルというものを買いました。これもなかなかいいのですが、今はそれを販売している国との国交が不安定なのでなかなか手に入らないです。

 「アヤシクね?」「ぜったいアヤシクね?」

 ですから、私は絶対アヤシイですって。さて、私たちグリーン星人の生活についてお話ししましょう。私たちは、一体一体がおよそ20兆個の光合成型粘菌の集合体ですので、集まらないと活動できません。一個の集合体を形成しているのは、みんな一人の親の胞子から生まれた子供達なので、20兆個の兄弟がその後も一緒に生活しているというわけです。私たちは昼間のうちは、といってもずっと昼間なのですが、まぁいろんな創作活動に打ち込んでいます。私の担当は、主に宇宙船の開発ですが、時折昆虫型生物から仲間を守ったり、ちょっとした仲間同士の諍いの仲裁なんかをしています。何せ私は「ジェダイの騎士」ですから。私がジェダイの騎士になったのは、今からおよそ16500年前にオビワン・ケノービの末裔のビタワン・ケノービ・ジェダイマスターが私たちの星にこられた時に、私の中にある「強靭な理性」に目をつけられて、私を弟子にしてくださいました。それから500年もの修行のあとに私はジェダイの騎士として独立することを許され、今はこの星でたったひとりのジェダイです。とはいえ、帝国と共和国が争った銀河戦争はもう何億年も昔のことで、今の銀河は平和なのでジェダイとしてはこれといった仕事はありません。
 私たちの星では、争いは全くありません。この星では私たちだけが知的な生命体なのですが、私たちには食料というものが必要ありませんので、争いが生じたことがないのです。仲間同士の意見の食い違いはしょっちゅうあります。でも、争っても得るものが何もないので、「議論(ディベイト)」するだけです。私が、ビタワン・ケノービからお伺いした話ですが、食料の必要な知的生命体は必ず争いの日々を経験するそうです。そうして、中にはその争いで滅んでゆく種族もあるとか聞きました。遥か昔の銀河戦争も、帝国軍にいたのはみんな食料の必要な知的生命体だそうです。ダース・モールやダース・ベーダー、ダース・シディアス、みんな他の生き物を食料にして生きていかなくてはならない種族だそうです。私たちグリーン星人は、光と水と二酸化炭素、ほんのわずかなミネラルがあれば生きて行けます。それに、それらが欠乏するような非常事態が生じたときは、自らの体から胞子を飛ばしますが、この胞子はタイムカプセルみたいなものです。胞子は適切な環境が整うまではずっと胞子のままでいて、環境が整い次第あっという間に発芽して、私たちのような集合体を作ります。胞子の寿命は半永久ですので、私たちは、長期の旅行もへっちゃらというわけです。実は、私たちの仲間はもうみなさんの星にも大勢います。私たちは隕石に胞子を付着させてみなさんの星に落下させるという方法で1万年ほど前から、みなさんの星にも移住しています。私たちの仲間は森に住んでいて、みなさんからは「木霊(コダマ)」と呼ばれたり、「フェアリー」と呼ばれたり、時には「ダイダラボッチ」と呼ばれたりしています。ごく最近では日本という国の和歌山というところで南方熊楠という人が、私たちの仲間の研究に励んでおられたとかそこにいるやつから聞きました。熊楠さんに見られているときは、知的であることを悟られないように私たちの仲間もさぞ苦労したことでしょう。

 突然ですが、私は明日から旅に出ます。「八時ちょうどのアルカディア号」でみなさんの星に向けて旅立ちます。地球到着まで5000年ほどかかりますが、それまでみなさんが自分自身を滅ぼすことがないよう明日からも船内から、そこにいるやつにチャネルしますので、どうぞよろしく。
 それでは、今日はこのへんで。グリーン星からミミ・コステロがお送りしました。


 「アヤシクね! 今のやつぜったいアヤシクね!」
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