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 T 私はグリーン星人どすえ!
 
 2. アルカディア号 発進しました!
  みなさん、こんばんわ。私は今、アルカディア号の船内にいます。そこにいるやつの具合はどうでしょうか? 私の言葉をやつはちゃんと皆さんに伝えているでしょうか? そこにいるやつは、全く信用できないやるですが、私、ミミ・コステロはみなさんの信頼にお答えするとてもいい宇宙人ですからね、そこにいるやつとは一緒にしないでくださいね。
 さて、昨日もお話ししました通り、私たちの宇宙船「アルカディア号」は、定刻の八時ちょうどに地球に向けて発進しました。中に乗っているのは、宇宙船を操縦する艦長さんや船員さんを除けば全員科学者と呼ばれる人たちです。そして私はジェダイの騎士ですから船内の保安を担当し、地球に着いた時には5000年後のみなさんの子孫の方々との交渉役も努めます。まずは少しだけ、グリーン星が誇る大型長期航行宇宙船アルカディア号についてお話ししましょう。アルカディア号の大きさは全長400m、全幅 290m 、全高 160m です。推進機関は次元振動流体重力エンジンを2基搭載しており、その動力源はエネルギー鉱石グラビューム3006と呼ばれる宇宙鉱石です。私たちは、争いを好まないのでこれといった武装はこの船にはありません。従ってほんのわずか防御のための武装を積んであるだけなのですが、主砲の3連装パルサーカノンが5門、次元振動砲が2門、重力波ミサイル口が20門、宇宙モリ砲(ハープーン)が10門、魚雷発射管が16門、重爆雷投下口が1門というところです。他には空間輸送中型高速母艦が1隻、戦闘機を7機搭載しています。みんなお子ちゃま向きの武装なので、本格的な戦闘になれば逃げるしかありません。

 「アヤシクね。それってむちゃくちゃアヤシクね。強力な武器たくさんあんじゃね!」

 おだまり!え、えー、それでは先を続けましょう。この船の艦長の名前はキャプテン・キーロック。副長の名前はヤッタラアカンで、他約40人の船員さんによってこの船は航行しています。彼らは、有事の際の戦闘員も兼ねているので、強化型のハリケンポリマースーツを着用していて私たちのスーツのようにデザイン重視ではありません。そうですね、みなさんの星で言えば、「ガッチャマン」か「キャシャーン」風でしょうか。それに彼らのスーツは大きくて、私でもそれを着ると身長2mになります。私たちは、集合体ですのでどんな形にもなることができますが、彼らの着ているスーツの中では私たちは神経系の役割だけを果たします。そして体自体を動かすのは、ナノテクノロジーとバイオテクノロジーとの合作で生まれた「動物細胞型の超小型機械細胞」で、私たちと融合することで普通の人と変わらない動きができます。
 とはいえ、私はジェダイの騎士なのでとても強いですから、こういうものを身に付ける必要はありませんが。
 私たちの船は、本来ならば、ベテルギウスの重力を利用してスイング・バイを行って地球に向かう予定でした。でも、先ごろベテルギウスが爆発間近でへべれけな状態になっていて、その体積が大きく変化するものですから重力が全く安定していません。そこで、安全のためにベテルギウスでのスイング・バイを行うことをやめ、とりあえず真っ直ぐ地球の方角へ進むことにしました。この「とりあえずまっすぐに進もうじゃないか」というのは艦長の「直感」らしいです。グリーン星人は、バルカン星人ともとても仲が良くて、お互い「理性的」なことでこの銀河では評判の高い種族なのですが、まぁ艦長はそう言う意味ではちょっと変わったグリーン星人ですね。

 ではでは今日はこのへんで。

 「ちょっとぉ、これって自己開発セミナーよねぇ。それでさぁ、チャネリングで宇宙人とタメになる
  話ができるっていうから、私たち来てるのよねぇ。それなのにパルサー何とかがどうのこうの、
  キャプテン・キーロックがどうのこうのっておかしくない? アンタ、何かタメになること
  聞いた?」

 「ううん、全然。何の話かちっともわからないわ。もうここ来るのやめようかしら。」

 
ちょ、ちょっと、そこのお嬢さんお待ちなさい。タメになる話もしないことはないのですが、もうちょっと待ってはもらえませんか。字数の関係があるので。こっちの話ですが。そこにいるやつからもそういうことは頼まれているので、いつでもタメになることを話すことはできますが、それを聞いたあなたは、宇宙人の言うことを信用するというのでしょうか? しかも自分で言うのもなんですが、こんなアヤシイ宇宙人の言うことを、何の疑いも持たずに信用するとでも....。私はいたって真面目なグリーン星人であり、しかもビタワン・ケノービからジェダイの称号まで頂いたグリーン星人です。ですから、しかるべき時が来たらしかるべきことをお話しするとは思いますが、それは私の「理性」だけが私に指示してくれることであって、私の勝手にはできないことなのです。私が今こうしてアルカディア号に乗ってみなさんの星に向かっていることも、こうして皆さんとまずはお会いできたことも、それは皆私の「理性」の導きであって、私の意志ではありません。私に意志がないというのではなく、私にはみなさんよりも数倍大きな自由意志というものがありますが、私のその自由意志に従えば、これまで話したようなこと、当たり障りのないようなことをお話しするしかないのです。みなさんが私にお求めになるタメになる話というのは、少なからずみなさんに影響を与えるような話をしろ、ということですよね。だとすると、それはみなさんの経験に関わり、経験に関わるということはみなさんの人生に、一生に関わりますよね。そんな大事なことを、私は私の意志では決められないのです。大事なことはみんな「理性」が導いてくれない限り始まらないし、続かないし、終わらないのです。ですからそれは、私がみなさんのことをとても大切に思っているから、私の「理性」がみなさんにお話しすべきことを話し出すまでは、私は大阪の人間ですので、場を盛り上げることしかできません。

 
「今、聞こえなかった? 確か大阪の人間とか何とか?」

 こら、そこにいるやつうまく、チャネルしろ! 私は大阪の人間だなんて全然言ってないじゃないか。私はグリーン星人だぞ。そこんとこヨロシク。

 
「えらい、すんません! 大阪の人間なのはこの僕で、彼はグリーン星人ですので....。」

 というわけで、ほなさいなら。
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